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微糖(珠羅様より頂きもの)

2013–07–08 (Mon) 06:46
先ごろ、相互リンクをさせて頂きました
HEAVEN OR HELL ? 管理人の珠羅様よりの頂きものでございます。

私からのリクエスト、“Ⅱ期OVAのセバスチャンと坊ちゃんが映画俳優の現代パロ”
というお題に応えてお話を書いて下さいました。
どうぞ珠羅様の可愛い坊ちゃんをご堪能下さいませ。

それでは、行ってらっしゃいませ。



微糖


“黒執事二期OVA [MAKING OF KUROSHITSUJI]のパロディです。
お話は9話撮影中。
微妙にクロアロ要素ありです。”




『シエルはハンナによって、連続猟奇事件の犯人に仕立て上げられる。
そして、精神を病んでいるとして特別治療(薬液に浸けられる)にかけられ、クロードによってアロイスとシエルの2人の記憶を混ぜらてしまう。
復讐相手をセバスチャンだと勘違いしたシエルはセバスチャンに
「僕の前から姿を消せ!」と命令する』

「……坊ちゃん、大丈夫でしょうか」


この特別治療と称した拷問のシーンでは、スタントは使えなかったはずだが…。

台本を読みながら、セバスチャンはため息をつく。
視線は意識せずとも幼い恋人へ向いてしまう。

しかし、その恋人と目が合うこともなく、おまけにあからさまに背を向けられている。

いつもは凛としている背中も、心なしか元気がない。


(…もしかしなくても、一昨日のことが原因ですよね)


一昨日、二人は些細なことから喧嘩をしてしまった。

売り言葉に買い言葉、普段の嫌みな言い合いがエスカレートしてしまい、結局シエルは家を出てしまったのだ。

向かった先は案の定クロードとアロイスの家だったので心配はしていないが、昨日は二人とも撮影が別で、シエルは帰ってこなかったため話をすることもなかった。

どうも、シエルが絡むと冷静になることが出来ない…。


「セバスチャン!」


掛けられた声はアロイスのもの。
クロードの視線が突き刺さってはいるが、あえて無視しておく。


「何でしょうか、アロイスさん」
「うわ、わかってる癖によく言うよね~」
ホント、クソ性格悪いよ。


(…貴方も十分性格悪いですよ)

憎々しげにつぶやかれた言葉にも聞こえないフリ。


「でさ、いい加減シエルと仲直りしてくれない?」
「坊ちゃんは?」
「俺らの前ではいつも通りにしてるつもりなんだろうけど、あんなのシエルじゃないよ。ホント、シエルはセバスチャンがいないとダメダメなんだよね~」


それが聞こえていたのだろう。
シエルはチラリとこちらを見る。


(まあ、私もそろそろ限界ですしね…)


今まで、メールも電話もしていないのだ。

「わかりました。坊ちゃんがお世話になりました」
「わかればいいんだよ!」


そう言ってシエルの所へ駆けていくアロイス。
シエルと目が合うと、寂しそうに下を向いてしまう。
不安にさせているだろう、と思うとセバスチャンは申し訳なくなった。


セバスチャンが謝るタイミングを見計らっているうちに撮影はスタート。


『こんなに濡れて…意識を混濁させるため、薬液にでも浸けましたか?』
『……答えるべきでしょうか、旦那様』
『その必要はない』


クロードがシエルに何かを囁く。
これは仕事であることもわかっているのに、あんなにシエルに近づいているクロードにセバスチャンは嫉妬してしまう。


『ああ、わかっている』


その目にはうっすらと涙の膜が張っている。
しかし、表情には変化が無い。


『僕の前から…』


(姿を消せ、ですね。喧嘩をしたときも言われましたね…。演技とはいえ、もう一度言われるのはキツいです)


仕事が終わったら、タイミングなど関係なしに謝ろうと決め、セバスチャンは視線をシエルに戻す。


(…!?)


シエルの目からは、ポロポロと涙が…。


「…カットォ!」
「どうした、ファントムハイブ?大丈夫か?」


リチャードとエドワードがシエルに問いかける。
セバスチャンも慌ててシエルに駆け寄った。


「坊ちゃん、大丈…「触るな!」」


セバスチャンが声をかけると、シエルは大きく肩を震わせセバスチャンの手を払った。


「坊ちゃん?」
「すまない、少しだけ撮影を抜けさせてもらっても…」
「ああ、構わないが…おい、ファントムハイブ!」


エドワードが頷くと同時にシエルは部屋をを飛び出していった。
濡れたままでは風邪を引くというのに…。


「私が行ってきます」
「セバスチャン、タオルだ」
「…クロードさん、ありがとうございます」


クロードからタオルを受け取り、シエルを追って走り出した。

シエルのことだから、きっと撮影で使わない人気の無い所にいるだろうとあたりを付けて探していく。

大分奥まで進んだところで、すすり泣く声が聞こえてきた。


「…坊ちゃん?」
「! セバ…っ」


廊下の突き当たりで彫刻に隠れてうずくまるシエルにタオルをかけ、そのまま抱きしめる。


「坊ちゃん、申し訳ありませんでした」
「…いや、僕も悪かった。だから」
「いいえ、シエル。連絡もせず、申し訳ありませんでした」


さらに力を込めて抱きしめる。
すると、セバスチャンの腕の中でシエルが小さくつぶやく。

「…シエル、聞こえませんでした。もう一度「この馬鹿!何で僕が出て行ったのに何も言わないんだ!なぜ止めようとしない!」

「僕がいなくてもいいのかと思…っ」


最後まで言う前に唇を塞ぐ。

二日分、たっぷり味わってから唇を離す。
腫れた瞼にキスを落とす。


「…いなくてもいいだなんて、そんな訳ないでしょう?貴方は私の大切な人なんですから」
「ん…僕も、悪かった。思ってもいないことも言ってしまったし、その…すまない」


「僕の前から姿を消せ」と言ったことを気にしているのだろう。


「大丈夫ですよ、シエル。どんなことがあっても、貴方の前から姿を消したりしませんから」
「…絶対だぞ?」


「ええ。私は嘘はつきません」

END


※※※  ※※※  ※※※

私も珠羅様よりリクエストを頂戴しておりまして、
ただ今、構想を練っているところでございます。
自分では思いつかなかったシチュエーションを頂けるのが、
こういったリクエストの醍醐味でございます。
脳内妄想を繰り広げながら、楽しくお話を考えております(*^_^*)

このところ気温ぐんぐんと上がり、体に不調を感じられる方も、
私の周りにも増えていらっしゃいますので、
充分な水分と適度な塩分、しっかりとした栄養をお摂りになられて、
熱中症などにお気を付け下さいませ。

実は、TAIGER&BUNNYのお話をどうしても書きたくなりまして、
Pixiv限定でUPしております。
他ジャンルを書いた事がございませんので、
本当に修行中のお見苦しいお話かとは思いますけれども、
読んでやっても構わないと思ってくださいましたら、
こちらからお読み下さいませ。
「指輪のせい」 http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2496416
「その男、蠱惑的につき」 http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2534851

次回更新は、現代軍パロを近日中にUPの予定です。
皆様のまたのお越しを心よりお待ち申し上げております<(_ _)>

                たままはなま
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プロフィール

たままはなま

Author:たままはなま
生息地域 日本で唯一、神無月の無い県
誕生日  5月24日(双子座)
血液型  AB型
行動の指針 後悔は少ない方がいい。やらずに後悔する位なら、今やって失敗した方がいい。「このままで、明日、命を落としても後悔しないか?」これが、最終判断の基準です。
黒執事キャラ占いで、47%がセバスチャン、タナカが33%、劉が10数%、葬儀屋が8%、アバーラインが数%、坊ちゃんが1%で出来ていると出た人。
歯医者の待ち時間や、通勤の運転中にも、次回の執筆のネタを考えている創作好き。
こんな管理人でございますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます<(_)>

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